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舞台はイングランド、一流大学を目指す男子高校生のクラス

1980年代イングランド、オックスフォード大学やケンブリッジ大学といった超一流大学を目指す男子高校生のクラスにて、 個性の強い生徒たちは、リントット先生のもとで勉学に励み、「一般教養」を担当しているヘクター先生からは詩や歌などを学んでいた。

受験日まで近づき、まだ対策が不十分だと考えた校長はオックスフォード大学出身だという若手のアーウィン先生を雇う。新たな手法で受験を攻略しようとするアーウィンに対し生徒たちはさまざまな化学反応をしていき受験について新しい価値観を身につけ成長していく。 しかし、そんな中これまでそのクラスの生徒たちだけで共有されていたある秘密がバレることになる・・・

様々な人種、宗教、価値観を持つ生徒たちが、時にユーモラスに時に激しく議論を重ねていく。 少年たちは未体験の「歴史」をどう定義するのか、そして誰かが勝手に作った受験システムに対してどう対応して成長していくのか、そしてその先には何があるのか。 アラン・ベネットが英国の教育システムに批評を交えつつ、人と人とのつながりを描いた作品。